日本フィル&タカーチマエストロ 横浜定期リハーサル
日本フィルハーモニー交響楽団 『ハーリヤーノシュ』リハーサル初日。
タカーチ=ナジ マエストロは、「歌って」「弾いて」「踊って」…ハンガリー🇭🇺のリズムや表現を伝えて下さいました。感激しました。
ステージ上の楽器配置も独特で、日フィルさんならではの響きなのかも。ツィンバロンはど真ん中で弾かせて頂くことになりました🫡 緩急がハッキリしていて、それぞれの楽章のキャラクターが際立ち、かなりドラマチックな『ハーリヤーノシュ』です。劇アツ�。
プログラムは、シューベルト『未完成』に始まり、モーツァルトのピアコン�、そしてコダーイ『ハーリヤーノシュ』と、色彩感溢れる演奏会になりそうです。

ハーリヤーノシュのリハーサル2日目ともなると、徐々にハンガリー色が濃くなってきました。タカーチ マエストロはそれぞれの楽章をかなりディフォルメして表現されてます。それはそう、そもそも『ハーリ・ヤーノシュ」というのはヤーノシュ爺さんのホラ吹き昔ばなしだから。ヤーノシュ爺さんの嘘はいつも大げさで(今風に言うと盛り過ぎ�)、でも憎めない…そこに故郷ハンガリーへの想いがあるからであり…。マエストロは「この曲は、このフレーズは、ホラ話だからね」と。奇想天外な過去の自慢話ばかりするけれど、ハーリヤーノシュのその憎めないキャラクターが、今回の少し大げさかも…という表現になっていて面白いです。
3楽章『歌』ハンガリー民謡 Tiszán innen, Dunán túl のビオラソロは安達真理さん[客演首席奏者]。安達さんの豊かな響き…若かりし頃のヤーノシュが故郷を想い歌うこの切ないメロディ。きっと心に染みると思います。
