サントリーホール用にバチを製作中
読売交響楽団さんのサントリーホールでの定期演奏会が近づいてきました。フランスの作曲家アンリ・デュティユーの「瞬間の神秘」という曲を演奏します。弦楽器とツィンバロンと打楽器というユニークな編成でとても楽しみにしています。
ツィンバロンは天井の高いホールなどで演奏すると音が上の方向に響きます。それはツィンバロンにはピアノのような反響版がないからなのですが、客席に向けて音を出そうとするとステージの上では楽器配置が大事になってきます。
ツィンバロン奏者として出来ることは、その演奏環境に合ったバチを準備することくらいです。 というわけで、先日から、今度の20日のサントリホール公演に向けて、ツィンバロンのバチをいくつか改良を重ねています。綿を巻いて、糸で固定するだけのことですが、実に奥の深い世界です。出したい音のイメージをしながら、少しずつ綿に水をつけながら巻いて行きます。巻き終わって、糸で固定しても、綿が乾燥するまで実奏出来ないので、時には想定外の音になってしまうこともあります。
今回も一度、サントリーホール用にバチの綿を巻き直してみましたが、ちょっとイメージが違うので、残念でしたが綿を全部取り外し、再度、綿を巻きなおしました。(これもイマイチな感じもしますが…なかなか難しいのです)
指揮者のシルヴァン・カンブルラン氏の指示もあると思うので、何種類かバチを作ってリハーサルに臨みたいと思います。
読売交響楽団さんとも5年ぶり。またまたお世話になります。楽しみです。
