【新米観光大使のつぶやき】八雲の怪談を、ツィンバロンで曲にしてみたい! 

僕は、2026年3月10日に松江観光大使を拝命しました。
まだまだ新人ですが、「小泉八雲が愛した松江」を、自分の言葉でゆっくりと伝えていきたいと思っています。

小泉八雲は、明治23年に英語教師として松江に赴任し、およそ一年三か月この町で暮らしました。宍道湖の湖岸や松江城の周辺を歩きながら、人々の暮らしや風景に深く心を動かされたといわれています。

松江での暮らしのなかで出会ったのが、のちに妻となるセツでした。セツが語る出雲地方の怪談や民話は、八雲の想像力を強く刺激し、やがて『知られぬ日本の面影』や『怪談』といった作品へと結晶していきます。

八雲は松江を「神々の国の首都」と呼び、朝夕の光や水面の色、雨の日の静けさまで、五感をとおして丁寧に書き残しました。その文章を読むと、百三十年以上前の松江の空気が、今もそっとよみがえってくるように感じます。

その後、松江には小泉八雲記念館やヘルン旧居が整えられ、世界中から八雲ファンが訪れる町になりました。市としても「怪談のふるさと松江」を掲げ、怪談や八雲ゆかりの文化を観光の大きな柱にしています。

僕自身、松江城周辺を歩くたびに、八雲が耳を澄ませ、目を凝らしたであろう場所に足を止めてしまいます。この町の風や水の気配を感じながら歩いていると、八雲が見つめた松江と、今ここにある松江が、そっと重なり合うような気がします。そんな情景や気持ちをツィンバロンで曲にしてみたい…。

これから新人の観光大使として、八雲のまなざしと、僕のまなざしを重ねながら、「怪談のふるさと松江」の物語を、ツィンバロンの音色にして、やさしくお届けしていきたいと思っています。

2026年07月06日